U-22プログラミング・コンテスト入選
実は、8月末に参加したサイボウズ・ラボユースHackathonで制作した文字認識エンジンを、締切10分前にU-22プログラミング・コンテストにSubmitしていました。
正直なところ決して高い完成度ではなかったので、また完成度を上げて来年出そうかと思っていたのですが、なぜか入選通知メールが届き、10/5(日)に秋葉原UDXにてプレゼンをするという展開になってしまいました。
勿論完成度は全く高くないので経済産業大臣賞等は狙えませんでしたが、ハンズラボ賞をいただきました。
(実は「副賞の図書カード10万円SUGEEEEE」と思って密かに狙っていたりいなかったりしました)
僕のプレゼンは実はサイボウズでプレゼンしたときのスライドを流用して枚数減らしただけですし、プレゼンはそもそも練習せずに本番ぶっつけですし、「なんでそんな手抜きなんだ」と後から後悔しているくらいのレベルです。
サイボウズラボユースHackathon 2014に参加してきた - Handwriting
この記事にSlideShareを埋め込んでるので、もしよかったらどうぞ。
概要としては、
- 手書きのひらがなにターゲットを限定(3日で作ったので)
- IMEとは違って複数文字を同時に認識する
- そのため文字認識の前に実は文字抽出のフェーズが存在する
- 文字抽出はinputの画像のスペクトルを縦横にとって抽出、尤度を見ながら正しい候補を選ぶ
- 文字認識は文字を20x20に切って特徴ベクトルにし、RandomForestで学習
ですね。
それにしても他の入選者が本当にすごかったので、何人かに対してコメントしたいと思います。
Nyaplot v0.1.1
開発者のどみとりくんはなんか色々あってTwitterで知っていたので、どんなものを作っているのかは大体事前に見ていました。
プロのOSSコミッタレベルのモジュールを一人で書き上げたのだから尊敬します。
彼は他にもいろいろな成果を残していて、毎度毎度舌を巻かされるばかりです。
Build
ゲーム等ビジュアル的に訴える作品が多かった中、ビルドという超地味なレイヤーを扱っている作品でした。
にもかかわらず、「Makefileつらいわかる」「使ってみたい!!!」と思わせてくれる一作品でした。
Pythonistaというのも高評価ですね;-)
Planetarium
ビジュアル系筆頭の、プラネタリウムソフトです。まずは「美しい!」というのが第一声でした。
しかも、天球が止まるときにきちんと加速度的に減速している等手がこんでいましたし、それを実現するために高校生にしてクオータニオンを使いこなしているのでびっくりです。
ゲーミフィケーションを用いた読書推奨アプリ
Unityを使っていたとはいえ、これだけの高クオリティ3Dゲームを一人で1ヶ月で開発したというのにまず驚かされました。
やはり時代は変わった…そろそろ流石にUnityやりたいですね。
しかも人工無能にオリジナルの感情モデルを組み込んでいるものだから、更に驚かされました。
僕も昔感情をモデル化するにはどうすればいいか色々と試行錯誤したことがあったので、それを実現しているのを見て感心しました。
もう一緒に人工知能開発したいくらいだw
最後に今回入選させてくださったU-22プログラミング・コンテスト運営事務局の皆さま、審査員の皆さま、僕の作品を選んでくださったハンズラボ株式会社の皆さま、更に素晴らしい発表を聞かせてくださった入選者の皆さまに感謝したいと思います。ありがとうございました。