科学の甲子園出場!





1週間ぶりの更新です。



昨日、広島県教育センターにて、広島県科学オリンピックが開催されました。



そこで、僕達の高校がなんと優勝し、全国大会「科学の甲子園」に

出場が決定しました!



最初は1月下旬に1次予選が行われました。



僕は物理分野での出場をしていたのですが、1次試験は物理分野なのに

計算もほとんどなく、無事通過しました。

(まさかホイートストンブリッジがそのまま出るとは思わなかった…)







昨日は、午前中に各分野の2次試験が行われ、午後に各学校によるチーム競技が行われました。



正直な話、午前中の実験試験はもう絶望的でした…

普段から物理の実験なんてほとんどしていなくて、1週間前に物理第2チャレンジの

実技問題を見て、オシロスコープを触った方がいいな…と思って

オシロスコープの使い方だけ覚えて挑んでしまいました。



問題自体は、金属塊(まあ見た目からして明らかに鉄でしたけど…)の比熱を

自分で実験を考えて求めなさいっていう課題。

やり方はすぐに思いついたけれど、手際がよくなくて、終了15分前から実験レポートの

作成開始。

見事に時間に間に合わず…。



しかも、熱量計の容量が負の値になり万事休す…。たぶん符号かなんかを間違えたんだと

思いますが、焦っていたので間違った場所がわからず…。

その後に求めた比熱が理論値に近いのも相まって、更に怪しい。



結局、各分野の個人賞は、高2の5人の中で一人だけ逃してしまいました…。無念。







午後のチーム競技は、チーム6人で「何をやるんだろう…」と不安になりながら大研修室に

入ったところ…



お題「最も長く回転する円錐振り子を作ろう!」



なにこれw 完全に物理なんですけどww



ルールは簡単!

各学校のテーブル上に置いてある棒、おもり2号、糸1m、テープ1m、厚紙2枚と

カッター×3、はさみ×3で円錐振り子を作れ!

勿論持参物(筆箱も含め)は使用禁止。

制限時間は70分。質量は棒とおもりを除いて40gまで。



ただし!

テーブル上に置いてある6分野(物理・生物・化学・地学・数学・情報)の計6問を解くと、

1問正解につき追加パーツが貰えるよ!(最大6つまで)



とりあえず、初期のパーツだけでは振り子の土台はおろか、糸を棒に留めることすら

ままならないので、追加パーツは必須。



問題の追加パーツは…

・ろうそく×1

・テープ1m×3

・糸1m

・磁石2つ

・カーペット鋲×1

・割り箸×2膳

・楊枝

・ビーズ

・おもり1号

・おもり3号

等々…



なんだこれ…。ろうそくって何よ?



糸を棒に留めるためには、おそらく鋲は必須。土台は…割り箸でいいんじゃね?



とまあ、まずはみんな必死でオプション問題を解く作業に。

ところが、数学・情報・化学・地学はチャンスが1回のみ。間違えると解答権没収。

そんな中、うちの数学のエースが問題を瞬殺して解答しに行ったところ…



不正解!?



オプションは最大6個しか手に入れられないのに、解答権を一つでも没収されると相当な痛手。

みんな落ち込んでいたら…



実は正解だった!?



なんか、運営側の解答が間違っていたらしいです。しっかりしてくださいよ。

冷や汗かいたじゃないですか。







その後は、僕が地学の問題をやってみたり、生物の後輩が物理の問題をやってみたりで

オプション問題は5つも正解できました!

分野を越えた協力は不可欠でしたね…。



そしてなんとか振り子模型の製作を終え、いざ勝負。



「え…割り箸で土台を作ったの、うちだけなんですけど…」



みんな厚紙で作ってんじゃん。寧ろそっちの発想がなかったよ。



しかし、安定性を求めるため、5つのオプションのうち2つも割り箸につかい、

土台を4脚にした!きっと大丈夫。



結果:17秒



2位と1秒差をつけて辛勝しました…!

最終的には棒に糸を巻きつけて回し始める等、回し方にも工夫を凝らし始めました。

ルール上は問題ないらしくて。



でも、リーダーが振り子を回し始める瞬間はとても緊張しました。

ここ最近で、一番楽しかった思い出になったと思います。








昨日の様子がすでにYouTubeに上がっていました。

こんな感じでした。なぜ岡山と広島だけ登場している?







うーん、科学の甲子園には筑駒も出てるんだよな…強敵。

なんとか勝つためには、この1カ月、必死で実技を鍛えなければいけなさそう。



その前に、来週は修学旅行。2/22〜25まで4日間、沖縄に行ってきます。

それから考えよう。